冥途イン・ジャパン2005/11/05 10:17

四緑先勝の土曜日。どうやら全国的に秋の高気圧に覆われているようで、本日も昨日同様絵に描いたような秋日和に恵まれた。うららかな日差しを浴びてカタカタと記帳している我が輩の背後では、愛猫檸檬めが念入りに毛繕いをしている最中だった。とりあえず檸檬とクロシ、我が輩の安眠の為には貴重な戦力、、ちなみに昨晩は彼女が布団の中で丸くなり、まさに湯湯婆代わりを務めてくれた。今宵は福島あだたら高原の岳温泉に宿泊予定なので、猫ではなく他の湯湯婆役が必要鴨試練。。はふぅ。。

ただいまのBGM:ろっこうおろし / ジプシー・ブラッド (1972)
いつだったか弊日記にてTetsu & Good Times Roll Bandのライブ盤について書いた事がある。そのとき彼らとともに全国ツアーをしたのが、デビュー直後のChar、井上尭之&ウォーター・バンドwith麻生レミだった。で、後に某フジTV系列でオンエアされた際、Char、森園勝敏以上に目が釘付けになったのが、ウォーター・バンドのギタリストに抜擢されたばかりの速水清司だった。御大井上尭之を向こうに回し、彼のストラトがそれはそれは気持ち良いぐらい鳴りまくっていた。たしか程なくして創刊された「ロッキンf」でも彼のプレイを絶賛する記事があったように記憶している。さてと…前置きが長くなってしまったが、ただ今聴いているジプシー・ブラッドの『ろっこうおろし』、その速水清司が在籍していたバンドなのである。ちなみにこのアルバム・タイトルに反応する虎キチさんもチラホラいるかと思うのだが、そもそもこのジプシー・ブラッドは神戸を拠点に活動していたバンドだったそうで、きっと六甲おろしに颯爽と蒼天翔けるが如く熱い演奏を繰り広げておったのでせうね。そのサウンド、一言でいふならばまさにカントリー・ロック。まだまだブルース・ロック全盛だった日本のロック・シーンでは異色の存在だったのではないでしょうか…。その活動期間は短かったものの、私個人としては、はっぴいえんどやセンチメンタル・シティ・ロマンスの系譜に入るバンドだと思っちょります。ボーナストラックとして2枚発売されたシングル盤のA,B計4曲が収録されてるのが助かります。ちなみにこの印象的なアルバム・ジャケットは、あの赤瀬川原平が手がけております。おいそこの若者達!悪いこと云わん。J-Popもえぇが、たまにはこういう音も聴きなはれ。。

Welcome To My Living Room2005/11/10 21:25

八白赤口の木曜日。日毎に朝夕の寒さが身にしみるけふこのごろ。夥しい落葉に、過ぎゆく晩秋を惜しみ、さらには愛猫達が日溜まりで丸くなる姿に目を細めたりと…それはそれはアンニュイではふぅ…な小春日和を満喫出来たので候。。はふぅ。。

さてさて、、ナニを隠そうヘソ隠そう、先週末、福島での温泉旅行から帰ってきてからこのかた…つまり月曜日から現時点まで、一滴もアルコール類を口にしておらんのである。ま、別に禁酒を誓ったワケではない。ましてや酒の席で粗相をしたのでもない。。ただ単にこれからは少し晩酌を控えようと…温泉地の脱衣所、それも大鏡の前で決意したのである。つまり裸の誓いなのである。そう!オイナリさん出し切り状態で決意したのだからまさに本気モードなのである。来年の宴席こそは…コンパニオン達めに下っ腹のことぐらいでガタガタ云わせないつもり(嗚咽…)。。ただし外ではドンドン飲む。酒宴のお誘いは基本的に断らない。まさにどんとこい。そのときは受けて立っちゃうもんね。。

ただいまの測定値
BMI:25.5
体脂肪率:23.6%
体内脂肪レベル:11
基礎代謝量:1,580kcal
以上。。

ただいまのBGM:Welcome To My Living Room / Carole King

段々良くなる油屋の太鼓2005/11/15 22:39

三碧大安の火曜日。どうやら全国的に冬型の気圧配置だそうで、おかげさまで本日も昨日同様、ブルブルと震えながら仕事に精を出す事が出来て幸いだった(やせ我慢…)。そういえば午前中、九段下から皇居方面へと車を走らせていたら、ナニやら大手門辺りから二重橋界隈がモノものしい雰囲気だった。…あとで知ったのだが、あの紀宮さまが帝国ホテルに向け出発する直前だったらしい。ナニはともあれ今日は大変めでたい日だったのである。段々良くなる法華の太鼓とはよく云ったもので、おかげさまで我が輩のお腹も徐々にだが、叩けば叩く程よく響く太鼓腹になりつつあるようだ。めでたしめでたし(嗚咽)。。

ただいまのBGM:Prime Cuts / Randy Edelman (1974)
ここのところiTunesが大活躍で、めっきり出番の少なくなったCDプレイヤーが少々不憫に思えてきたので、久しぶりに電源を入れてあげることにした。束の間CD棚をガソゴソと漁り、やはり久しぶりに聴くのがこのアルバムなのである。ランディ・エデルマン、今でこそ映画音楽の分野で成功を収め、まさに大御所の域に近づいているミュージシャンなのですが、元々はソング・ライター、キーボード・プレイヤー、アレンジャーとしてそのキャリアをスタートさせたのでありました。さて、この『プライム・カッツ』、彼にとって第三作目にあたるアルバムなのですが、全曲彼のオリジナル、とてもメローな音世界が展開されておりまして、あたしゃ1曲目の「Bluebird」でハートを鷲掴みにされました。こんな晩秋の夜に聴くには最適な1枚かもしれません。とりあえず太鼓腹を叩くのに少々疲れた時にこそ聴いてほしいもんです。。はふぅ。。